お子さんの前歯のでこぼこは、埋まっている犬歯のせいかも
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小学校の低学年から中学年にかけて、お子さんの前歯が生え代わってきますが、その歯並びはでこぼこしていませんか。
乳歯のときはまっすぐだったのに、大人の歯になったら曲がって生えてきたという場合も少なくありません。
歯が傾いていることを歯の「傾斜(けいしゃ)」、歯がねじれていることを歯の「捻転(ねんてん)」と言います。傾斜や捻転の原因は定かではありませんが、特に上顎の前歯が傾斜または捻転している場合、これから生えてくる犬歯の向きが原因かもしれません。
上顎犬歯は9~11歳ごろに生えてきますが、通常、顔の正中にむかってやや斜めに萌出が進みます。この時に、犬歯の埋まっている位置や角度によって、犬歯が前歯の歯根を押してしまうことがあり、これが前歯の傾斜や捻転につながります。
埋伏している犬歯の位置はレントゲン写真やCT撮影で分かりますので、犬歯がなかなか生えてこない(萌出遅延)場合や、前歯に悪影響を及ぼしている場合には、矯正治療で犬歯を正しい位置に引っ張る処置(犬歯の開窓、牽引術)を行います。